サモソ禁止の悲しみを吹き飛ばすオルフェゴール新規を語る
全国1000万人のオルフェゴールファンの皆さん、ごきげんよう。いかがお過ごしでしょうか。
きっとサモンソーサレスを失ったことを悲しみ、鬱屈した日常を送っていたことでしょう。
まさに妹を失ったニンギルスの如く。
僕もそんな悲しみに暮れるお兄ちゃんの一人であります。
オルフェゴールの解説記事の続きを出そうと思っていたのに改訂発表とともに没になり、しぶしぶ新制限での戦い方を考えるもいまいち満足の行く形に仕上がりません。
結果、2ヶ月もの間更新が途絶えてしまいました。
ごめんなさい。でも悪いのは僕じゃないんです。
全部あの改訂に決めたKONAMIが悪いんです。
そろそろ闇堕ちしてこっそりエクストラデッキにサモンソーサレスを入れる禁術に手を染めてしまおうとしていたそんなある日。
オルフェゴールの新規がやってきました。
……KONAMI様最高か?
今回はそんなオルフェゴール新規2枚についての考察をしていこうと思います。
ちなみにサモソ禁止で過去のものとなった前回の記事はこちら↓
サモソを使う展開以外のところは今でも読めるのでオルフェゴールについて知りたい方はどうぞ。
オルフェゴール・トロイメア
オルフェゴール・トロイメア
効果モンスター
星7 闇属性 機械族 ATK/100 DEF/2000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①: このカードはリンクモンスターとの戦闘では破壊されない。
②: 墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキから「オルフェゴール・トロイメア」以外の機械族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×100アップする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
効果めっちゃ長いですね。
長いですが、トロイメアネームを持つことと、墓地から除外してオルフェゴールを落とせることさえわかればこの記事は読めます。
圧倒的初動力
もう名前からして強い。
オルフェゴール新規でありながら、2枚目のトロイメアメインモンスターです。
つまり、イヴリース同様マーメイドからリクルートすることができます。
そのマーメイドは適当なトロイメアリンクモンスターから変換できるので、モンスターを2体並べればデッキから引っ張ってくることができることになります。
そして、オルフェゴールトロイメアは墓地から除外することでオルフェゴールや星杖を落とすことができます。
ディヴェルにもアクセスできるので、さらなる展開が可能となります。
まさに革命的な初動を手に入れたと言って良いでしょう。
抱えていた初動不足
そもそも、サモンソーサレスを失ったことでオルフェゴールが直面した一番の問題は初動不足でした。
オルフェゴールはカテゴリに属するメインモンスターが3体しかおらず、その中でデッキに触れるものはディヴェルのみ。
ディヴェルに触らないと展開が始まらない上、単に終末の騎士やマスマティシャンで落とすだけではガラテアが立つだけ。
そもそものパワーが足りていない上にテーマ内に初動を持たないオルフェゴールに必要だったのは、汎用性の高いテーマ外からのアクセスでした。
オルフェゴールトロイメアはそれを十分に解決してくれたと言えるでしょう。
除外リソース不足の解決
不足していたのは初動だけではありません。
先述の通り、オルフェゴールにはメインモンスターが3枚しかいませんでした。その上カノーネはかなり使いづらい。
これはつまり、除外リソースも1ターン2枚程度しか稼げないということです。ジェットロンを使えば1枚増えますが、それを足しても3枚。
バベルを使うことでディヴェルとスケルツォンを相手ターンにも除外できると考えれば最大5枚程度でしょうか。
必ずガラテアを使いたいことを考えれば残せるのは4枚。オーケストリオン1回分と少し。
正直かなりギリギリです。
しかし、オルフェゴールトロイメアはほぼ必ず展開に絡み、なおかつデッキに触るので、単純に1ターンに除外する枚数が1枚増えます。
バベルが絡めば2枚増えるので、除外が足りない問題は、オルフェゴールトロイメアの登場でほぼ解決されたと言って良いでしょう。
オルフェゴール・リリース
オルフェゴール・リリース
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①: 自分フィールドの機械族モンスター2体をリリースし、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。相手フィールドにリンクモンスターが存在する場合、この効果の対象を2体にできる。
オルフェゴールトロイメアに比べるといまいちパッとしませんね。まぁ、オルフェゴールトロイメアが強すぎるだけなので良しとしましょう。
蘇生罠なら無償で蘇生しても良い気がしますが、そこは流石オルフェゴール罠。恐ろしくパッとしません。
パッとはしませんが、条件によっては2体蘇生ができる点や、展開に絡めたハリファイバーなどを蘇生できる点は評価できそうです。
ハリファイバーは除外できる機械族であり、シューティングライザーによってデッキからオルフェゴールを落とすことができ、さらに強力な置物であるヴァレルロードサベージなどに繋げることができます。
余談ですが、ヴァレルロードサベージは闇属性であり、オルフェゴールトロイメア+レベル1チューナーで作れるので、自分のターンの展開にも組み込めそうですね。
トロイメアを混ぜることでイヴリースを押し付けるプランも取りやすい訳ですし、2体蘇生をプランに組み込んで採用してみても面白いかもしれません。
新弾以降の展望
とにかくオルフェゴールトロイメアがかなり優秀なので、構築しがいのあるデッキになったと思います。
ただ一方で、目指す最終盤面がトポロロンギルスバベルから変わらないなら、サモソを失った分を取り返したにとどまってしまいます。
せっかく新規をもらったので、他の可能性も模索しながら考えていくのが良いのかなと思います。まぁ闇縛りがその可能性をまとめて潰しているのですが…。
おわりに
鮮度重視で前回のような解説画像は作れませんでしたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございます。
全国1000万人のオルフェゴールファンにとっては既知の内容が多かったかもしれませんが、1000万1人目の新たなオルフェゴールファンを生み出せていれば嬉しいです。
あ、新弾でオルフェゴール以外のモチベーションも結構上がっているので、次の記事は早めに更新できるように頑張ります。
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